こんにちは。ゆき(@shufuyuki)です。
会社を辞めるとすぐにもらえるはずの離職票。
辞めた後の様々な手続きに離職票が必要なのですが、なかなか届かず手続きが止まってしまいました。
離職票がないことで保険証も発行されず日常生活に影響が出ており、どうにか離職票が欲しいと行動した結果、良い方向に向かいましたので対処法とそこからわかったことについて書きたいと思います。
離職票について
離職票とは
離職票とは、退職して次の仕事が決まっていない人がもらうものです。
失業保険の受給や健康保険・国民年金の切り替えにの際など必要で、退職後にしなければいけない手続きのほとんどに離職票が必要となります。
次の仕事が決まっていて失業保険も受給せず、すぐに次の会社の健康保険・厚生年金に加入する場合は離職票は不要です。
離職票が手元に来るまでの流れ
離職票は退職時に会社でもらえるものではありません。
以下のような流れを経て手元に来ます。
①退職したら10日以内に会社がハローワークに必要書類を提出し、雇用保険資格喪失などの手続きをする
②ハローワークから会社に離職票が届く
③会社が退職者に離職票を郵送する
私はてっきり手元に届くまで10日程度かと思っていましたが、①を10日以内にしなければならないと決まっているだけで、退職者の元に何日以内に送らなければいけないかは決まっていないそうです。
とは言っても、調べてみると2週間以内に送られてくるのが一般的とのこと。
2週間を過ぎても届かないのでアクションを起こすことにしました。
対処法
会社に連絡
まず行ったのは退職した会社の人事担当者への連絡です。
幸いにも円満退社だったため、連絡するのは特に抵抗なくできました。
担当者に直接電話をして、「離職票がまだ届かず夫の扶養にも入れていないので、申し訳ありませんが早めに頂けないでしょうか?」ということを伝えましたが、「離職票は給与の最終支給後に送るので今は送れません。待っていてください」との返答。
在籍していた会社は月末に締めての翌月に支給のため、最終支給後ということは退職してから1ヶ月以上後になるということ…?
(例:9月末退職なら10月末に最終支給。離職票はその後。)
社会保険の切り替え手続きができない、夫の扶養に入れないから困る、ということを再度伝えても返答は同じ。
もうどうにもならないと思い、その場で電話は切りました。
ハローワークで相談
会社に電話しても解決しなかったので離職票を発行する機関であるハローワークで相談することにしました。
ハローワークに相談しようと思ったのは、調べて行くうちに、ハローワークなら会社が離職票発行の手続きをしているか確認できるかもしれないこと、離職票がなくても失業保険の仮手続きができる可能性があると知ったからです。
そして相談するなら直接足を運ぶことをお勧めします。話がスムーズに進むので。
ハローワークでの相談とその結果
自分の行くべきハローワークを調べる
ハローワークは住民票の住所ごとに管轄が異なり、管轄外のハローワークでの相談は基本的に受け付けてもらえません。
(東京都では求人検索など管轄外でもできることも少しあるそうです)
相談当日
自分の管轄のハローワークに行くと総合受付で「雇用保険受給課」の窓口に案内されました。
その窓口で「失業保険の受給手続きをしたいが離職票が送られてこない。手続きが遅れてしまうので今後の流れについて相談したい」と相談。
そこでまず言われるのが「自分から会社に連絡したか」ということ。自分で連絡せずいきなりハローワークに相談に来ても「一回自分で連絡してみてください」と言われて終わりになってしまうそうです。
私は連絡していたので一連のやりとりを伝えたところ職員の方からこんな説明がありました。
・さすがに退職から1ヶ月以上たたないと送付できないのはおかしい
・離職票は作成までに給与計算が間に合わない場合は最終給与のみ未計算で出せる
・離職票がなくても失業保険の仮手続きができる場合がある
・仮手続きができるのは、ハローワークから会社に離職票を早く作成するように指導して、それに従わなかった場合
やっぱり離職票の送付は遅すぎることがわかりました。
そして何より失業保険の仮手続きができることを知れてよかった!
ハローワークから会社への指導を記録に残す事で、できる限りの事をしても離職票が手に入らなかった証明になるので、離職票なしで失業保険の仮続きを取ることができるそうです。
その仮手続きに進むためにハローワークから会社に指導をするかどうか、職員の方から尋ねられ、会社と揉めるかも…と思うと一瞬迷いましたが、もう辞めたから!と割り切って指導の連絡をお願いしました。
会社に指導してもらう
会社への指導をお願いしたら、ハローワーク側で担当部署の電話番号を把握しているので、こちらは担当者名を伝えればOK。
すぐに職員の方が一旦下がって電話を掛けてくれます。
そして戻ってきて一言。「指導に従ってくれそうです。すぐ発行するって言ってたので、1週間〜10日位で届くと思いますよ!」とのこと。
え!?あんなに早く発行するのは無理って言ってたのにすんなり従ったの?と驚くと同時に腹も立ちましたが(笑)、もうすぐ離職票が出るならもう何でもよかったので職員の方に感謝です。
そして今後の流れについて説明がありました。
「おそらく10日以内、遅くとも2週間以内には離職票が届くと思うけれど、もし2週間経った○月○日になっても届かなければ失業保険の仮手続きをしましょう。」ということになりました。
これで離職票についてできることは全てやり、あとは待つだけの状態に。
指導その後
ハローワークから会社に指導をしてもらってから1週間、待ちに待った離職票が自宅に届きました!思ったより早かったです。
これで滞っていた手続きも再開できそうです。ハローワークに相談に行って本当に良かった。
まとめ
今回の件でわかったのは以下のことです。
・2週間経っても離職票が届かなければ問い合わせる。とにかく早めに行動を起こすことが大事
・会社が応じてくれないときはハローワークに相談する
・離職票が届かないのは会社の不手際なので自分は何も悪くない。やめた会社との関係を心配するより離職票がないことで困る自分のことを考える
結局、会社は役所(ハローワーク)から指導が入ると従わざるを得ないんですよね。
自分一人で会社と交渉してもできることは限られるので、困ったらハローワークに相談しましょう!
この記事が離職票が届かず困っている人のお役に立てれば嬉しいです。
それでは、また♪